40代以上の人が子どもの頃に食べた夏みかんは、酸っぱかったですね。
夏みかんは、かなり昔から作られていたミカンで、現在ではほとんど目にすることがありません。
「え、売ってるじゃない」と思われた方、それは多分違います。
現在売られているのは、ほとんどが夏みかんが進化した「甘夏(別名川野夏だいだい)」だからです。
甘夏は夏みかんから生まれた品種ですが、夏みかんと比べて格段に甘くなっています。
今も昔も果物は甘みが強い方が人気がある(良く売れる)ため、どんどん甘夏が増えて夏みかんは、今や絶滅の危機に瀕していると言っても良いくらいです。
しかし、この夏みかんも捨てた物ではありません。
というのも、マーマレードをつくるには、甘夏より圧倒的に夏みかんの方が適しているのです。
果実は酸っぱい夏みかんですが、皮を使ったマーマレードは非常に香りが強く美味しいのが特徴で、マーマレード用として根強い人気があるのです。
中晩柑(2月?6月頃に美味しくなるミカンの仲間)が名物の地域のミカン農家の庭先には1本くらい残っている場合が多いので知り合いや親戚等、何かツテがあったら手に入れてジャム作りを試してみましょう。